まりさ?

?「なに いってるの?」

少女は首を傾けた……まるで、俺が変な事を言ったみたいだ。

透「……あ~、お嬢さん。魔理沙は何処に行ったか知らないか?」

まりさ「まりさ? まりさは、わたしだよ。」

透「なにっ!?」

よ~く、まりさと名乗った少女を観察する。
魔理沙がしている黒いとんがり帽子……着ている服はだぼだぼと言っていいぐらいに大きい。

透「本当に魔理沙か?」

まりさ「そうだよ。 それより ごはんは?」

……机の上を見る。 かじった後のある紫と白のしましまのキノコ。 新しいキノコ発見→魔理沙食べる→毒がある→幼児化した?

透「ありえねぇーーーーー!!!??? なんだよ、小さくなるキノコって!? 赤と白のデカクなるキノコなら知ってるけど!!」

まりさ「ごはん~ ごはん~」

透「あぁ、悪い悪い? 今から作るから 少し待っていてくれ。」

まりさ「はやくしてね?」

透「分かりました。」






少年調理中………………

透「完成しました。」

調理って言うが、キッチンを見ると味噌汁とおかずがあったから、それらを温めただけ。

まりさ「うん。 とってもおいしいよ。 えらいよ、とおる。」



笑顔で美味しいと食べるまりさ。俺は温めただけなんだから、味噌汁とかを作ったのは他ならぬ自分自身。

透(何か 面白いな。……これからどうしよう?)

透の悩みすら知らず、まりさはまだ朝食を食べている。