不公平だろ?
透「で?今度は何処に向かってるんだ?」
魔理沙「もうすぐ、だから待ってな。」
アリス「でも、簡単に入れないでしょ?」
魔理沙「その辺も問題、無いぜ!」
そして、湖の上までやってきた。
魔理沙「透とアリスは、ここで、待機しててくれ。」
魔理沙は、俺達を残して、湖の真ん中にある島に降りていった。島の方からも、誰か出てきたようだ。
?「魔理沙さ~ん、ここに来ちゃ行けませんよ~~。」
魔理沙「よぉ……マスタースパーク!!」
?「キャーー!!?」
透「なっ!?」
島から出てきた人を、撃墜したのであった。
魔理沙「二人ともー! 早く来いよーー!!」
アリス「さっ。行きましょ。」
透「あ、あぁ。」
アリスが動揺していない?……前にもあったのか。 誰だか知らないが、可哀想な人だな。
魔理沙「さぁ、着いたぜ!」
その後、立派な館の窓ガラスを割り、デッカイ扉をぶち破り、完璧な不法侵入をしたのであった。
?「魔理沙?、それにアリスも? 今日は、お客さんが多いわね。」
魔理沙「よぉ。パチュリー。遊びに来たぜ。」
アリス「こんにちは。借りていた本を返しに来たわ。」
上海「……」
…お辞儀。
?「魔理沙の場合は泥棒でしょ?……で?、そっちの彼は?」
透「魔理沙の友人の天川 透だ。ちなみに、普通の人間だ。」
パチュリー「私は、パチュリー・ノーレッジ。魔女よ。 それと、こっちは、私の使い魔の小悪魔よ。」
小悪魔「初めまして。」
透「こちらこそ、初めまして。」
お互いにお辞儀をしあった。
透「しかし、凄いなここは。」
小悪魔「驚きました?」
透「まぁな。本の数もそうだが、環境もな。」
人間の数十倍ある本棚にびっしりと本が収まっており、奥の方が見えない。」
透「本を読むには、暗すぎないか?」
カーテンを開ければ明るいだろうが、全部閉まっていて、ランプの明かりだけで、本を読んでいた。
パチュリー「これぐらいが良いのよ。」
透「そんなもんか?」
パチュリー「えぇ。」
――テラス――
?「咲夜。」
咲夜「はい。お嬢様。」
?「お客さんが来てるみたいだから、接客をお願い。」
咲夜「かしこまりました。」
――図書館――
小悪魔「へぇ。透さんは、外の世界から来たんですか。」
透「あぁ。しかし、ここの本は、難しいな。」
パチュリーの近くにあった本を読んでみた。
透「三途の川の幅増大計画。三途の川って、存在したんだな。」
小悪魔「透さんの世界……国にも本って、あるんですか?」
透「そりゃあ、あるよ。 ネギ〇!とかエヴァンゲリ〇ンとかアクエリ〇ンとかギャラクシ〇エンジェルとか桃〇郎とかコ〇ドギアスとか、いろいろたくさんあるぞ。」
パチュリー(……どんな本かしら?)
小悪魔「ほへ~~、内容は分かりませんが、凄いたくさんあるんですね。」
透「そうだな。」
コンコン。
図書館の入り口に誰かが立っていた。
?「失礼します。」
パチュリー「……」
小悪魔「咲夜さん?」
魔理沙「メイド長か。」
アリス「咲夜?」
透「だから、誰?」
それぞれがリアクションを取っている間に、こちらにティーセットを持って歩いてきた。
?「パチュリー様とお客様達にお茶をお持ちしました。」
パチュリー「そこに置いといて。」
女性はパチュリーに言われた場所にティーセットを置き、こっちを向いた。
咲夜「初めまして。この紅魔館のメイド長を任されております。 十六夜 咲夜と申します。」
礼儀正しくお辞儀をしてきた。
透「あっ。こちらこそ、天川 透だ。」
俺もお辞儀した。
魔理沙「さっ。お茶を頂こうぜ!」
咲夜「待ちなさい。」
魔理沙「?」
咲夜「私は、お客様達にお茶を持って来ました。……魔理沙、貴女には紅魔館を壊したため……少しお仕置きをさせてもらいます。」
パチュリー「……ここでは、殺らないでね。」
魔理沙「……透!逃げるぞ!!」
魔理沙は、俺の服を掴んで、廊下に逃げ出した。
咲夜「待ちなさいっ!!」
透「俺が逃げる理由は!?」
魔理沙「私だけだと、不公平だろ?」
透(正直、お前が悪い!!)
魔理沙「うわ!?」
透「なにっ!?」
ナイフが飛んできた。 どうやら、ナイフが咲夜の弾幕らしい……
透「ナイフって、危なくね!?」
魔理沙「わっ? 危ないから動くなよ!?」
透「いや! 動かないと当たってるんだよ!!」
何とか、ナイフを避けていると……体が落下した。
透「は?」
そして、そのまま廊下を転がった。
魔理沙「すまん! 透ぅ~~」
咲夜「申し訳ありませんが、あの馬鹿を捕まえなくてはいけないので失礼します。」
すぐに来た咲夜は、そのまま、魔理沙を追っていたようだ。
透「さて…と。これからどうっすかな?」