姉妹の吸血鬼か
透「行くぜ。」
俺は能力でを使い、(まず、左から俺が弾幕を撃つをイメージ。フランが対処してるうちに……)
フラン「嘘っ!?(さっきまで、前にいたのにっ?)」
フランが弾幕を避けて、イメージの俺に切りかかった。
透「後ろが、がら空きだぞ?」
(後ろに回り込んで、弾幕を……撃つ!)
フラン「くっ!」
(後ろから!? じゃあ、前にいるのは……偽物なのっ?)
透「外した!?」
フランは、有り得ない動きで、弾幕を避けた。
フラン「残念でした♪私達、吸血鬼は身体能力が人間とは、比べられないぐらいに高いんだよ。」
透「くそぅ。魔理沙みたいに威張りやがって。」
フラン「でも、トオルも凄いよ? 私、トオルと遊ぶの楽しいよ。」
透「楽しいんでくれるのは、嬉しいけどさ……」
(廊下に弾幕とレーヴァテインの跡、窓ガラスにいたっては、殆んどが割れているな。)
透「咲夜に見つかったらお仕置きされるな。」
フラン「あはは。そうかもね。…私も咲夜に怒られるかな?」
透「さぁな。」
?「二人とも、これ以上紅魔館を壊さないでくれるかしら?」
透「?」
声がした方を見ると、フランと対して変わらない、体型の女の子がいた。
フラン「お姉様!?」
フランが、驚いた声を出した。
レミリア「初めまして、トオル。 私が、この紅魔館の主のレミリア・スカーレットよ。」
透「あぁ。初めまして。 天川 透だ。 フランも名前にスカーレットって付いていたよな?」
レミリア「そうよ。フランは私の妹だもの。」
やっぱり。フランもお姉様って、呼んでいたしな。
透「姉妹の吸血鬼か。」
レミリア「珍しいかしら?」
フラン「変なの?」
透「いや、全然。もう、大抵の事じゃ驚かないからな。……レミリア、もう一回俺の名前を言ってみてくれ。」
レミリア「?…トオル。」
透「……お前まで、その発音をするのかっ?」
俺は膝から砕け落ちた。
レミリア「あら? どこか変だったかしら? フランもこう呼んでいたから、これで正しいのかと思ったわ。」
フラン「ごめんなさい。お姉様。……部屋から出ちゃった。」
レミリア「良いわよ。今回は。遊んでいたみたいだしね。」
透「それだ。何で今、止めに入ったんだ?」
レミリア「それは……」